草刈機械操作講習会開催結果 2017年8月
1 日時及び会場
(1)中央ブロック・南ブロック
期日 平成29年8月1日(火)~2日(水)2日間
会場 県立相模原公園敷地内(南区下溝3277)
初日は、午前9時30分から午後3時まで
2日目は、午前9時30分から午後3時まで
(2)緑ブロック
期日 平成29年8月3日(木)~4日(金)2日間
会場 津久井中央公民館及び功雲寺敷地内(根小屋2896)
初日は、午前9時30分から午後3時30分まで
2日目は、午前9時30分から午後2時まで
2 講 師
株式会社 ニッカリ 国内営業部 東日本営業所 斉藤 久幸 氏
国内営業部 管理課 井上 健治 氏
3 受講者(2日間とも受講した者)
中央ブロック 6名(申込者 6名)
南ブロック 10名(申込者11名)
緑ブロック 11名(申込者11名)1名は1日目のみ参加
合 計 27名(別添受講者名簿のとおり)(申込者数28名)
4 内 容
草刈機の安全操作、機械の構造、使用方法及び操作指導
5 経 過
<1日目午前(屋内)>
(1)あいさつ
(2)DVD上映
- 刈払機の安全作業について(20分)
- 蜂刺されの対策について (25分)
(3)シルバー人材センターの事故発生状況等について
安全就業推進員から、センターの事故発生状況及び刈払機の安全就業遵守事項等について説明を行い、熱中症予防、就業途上の事故について注意を呼び掛けた。
(4)講義 「草刈機の安全操作及び機械の構造と使用方法について」
講師の株式会社ニッカリから、刈払機の機械の構造と安全操作について説明があった。
- 草刈機の種類と構造について
- 刈払機の部分名称と部品の仕組みについて
- 刃の種類(チップソー、ナイロンコード)及び使用方法の説明
チップソーでは、刈払機の燃料タンク2~3回分で刃が切れなくなる。そのため、エンジンの回転数を上げて使用する人が多いが、回転数を上げると、石を飛ばす可能性が高まる。横着せず、研いだ刃を複数枚持ち、切れなくなったら刃を交換すること。また、刃は研ぐこと。
- 刃の取り付けについて
- エンジンについて(2サイクル・4サイクルの仕組み)
- 燃料(混合油)について(ガソリンとオイル比、25:1、50:1)
- 刈払機のエンジン始動と運転停止等及び使用方法の説明
- エンジンの回転数について
- 安全保護具(スネあて、ゴーグル等)、作業の服装について
- 作業前の点検・準備(環境整備等)について
- 作業中の注意事項
- 安全作業範囲(15メートル)について
- 刈り方(刃の方向、刈り幅等)について
- 刃数と回転数による飛び石の発生について
- 蜂及び熱中症の対策について
- 防石ネットを使った飛散防止について
- カルマー刃の原理と整備方法について
(5)実技
<午後(屋外)>
- 始業前点検と装備品の説明
- エンジン始動の方法と注意点
- 作業現場の事前確認(石、障害物等)について
- メンテナンス及び安全な取扱方法についての実習
- 4~5グループを編成し機械操作の実習
- カルマー刃の操作
<2日目午前(屋外)>
- 始業点検の復習
- 刈払機の操作方法の復習
- 各受講者への操作指導
<午後(屋外)>
- 各受講者の刈払機の機械操作状況の判定
6 受講者の判定
- 刈払機械操作に関する適性については、以下の基準で判定した。
- A 周囲の安全に気を配り、適切な機械操作ができ、すぐに就業が可能である。
- B ベテラン会員の指示のもとなら機械を操作しても良い。
- C 除草グループの一員となり、片付け、飛散防止の網持ち業務から就業をスタートし、経験を積んだ後、再受講していただきたい。
- なお、判定の結果については、各回の閉講前に、講師からの講評と判定結果について受講者に発表した。後日、A及びB判定会員に、判定証明書を発送する。
7 その他
- 中央・南ブロックでは、両日とも時々雨が降る中での実習となった。
全ブロックで刈払機を初めて操作する会員が多かったが、2日目には全員が危なげなく操作できるレベルまで上達した。 - 受講者の判定の結果は、2日間とも受講した26名中、Aが8名、Bが17名、Cが1名だった。
判定の結果は、後日、本人に郵送で通知するとともに、各事務所に周知し今後の就業に結び付けたい。 - 今回の講師(株式会社ニッカリ)からは、講習用に、刈払機とチップソーを5台分、防護メガネについて貸与して頂いた。また、防石ネット、チップソー専用研ぎ機の実演もあった。
メーカーならではの機械の構造についての知識が深く、クイズ形式で説明が解りやすく、会員の質問にも適切に回答し、機械操作指導も丁寧で会員からは好評であった。 - 申し込み者が少なく、次回以降、会場に駐車場を設定できれば、全ブロック合同でも十分対応できる。
以 上